袴姿での慣れないマナー
卒業式まであと少し!準備していると、袴着たらどう動いたらいいの?うまく移動できるかな?着崩れたらどうしよう?考え出したら不安に…。着崩れしないために、所作を予習しましょう!!!
・椅子に座るときはどうすわる?
・きっと長時間着用しているはず!…お手洗いはどうするといい?
・学校の階段の上り下りが不安…。
・洋服と違う所作
- 袴姿で座るには
袴の両脇から後ろに手を入れて、袴の後ろを持ちあげながら座ります。座った際に、振袖の裾、袴の裾が付かないように気を付けましょう。ワンピースの着用時のように、袴を体に沿わせるように座ってしまうと、自分の体重で裾が引っ張られて袴が下がり着崩れの原因に!!
- トイレで着崩れないために
①二尺袖(振袖)の袖を帯の内側に入れます。②袴の中に裾を入れるように袴裾を持ち上げ、袴裾の後ろひだを伸ばして前に入れます。この時に屈むことになるので化粧が着物につかないようにしましょう。着物の裾をまくり上げて帯の中に入れます。③トイレから出たら着物、袴の裾を帯から出し、汚れいないか、折れ曲がっていないか確認しましょう。この時はまだ、袖は出しません。④手を洗い終わったら二尺袖(振袖)の袖を外に出しましょう。袖を出したら鏡で乱れがないか再度確認しておきましょう。
- 袴姿での階段の上り方、下り方
袴の前の裾が階段につかないように、袴の両脇から手を入れて前を浮かせて階段は上りましょう。
浮かせずに上ってしまうと、裾を踏んでしまい着崩れの原因に!!
袴の後ろの裾が階段につかないように、両脇から手を入れてお尻のあたりで袴を浮かせながら階段を下りると大丈夫。浮かせずに下りると、袴が汚れやすく、生地を傷め破けてしまう危険性も!自己負担の弁償が必要になる場合もあるので注意しましょう。
- 腕の上げ方
腕をそのまま上にあげてしまうと、洋服のようにぴたっとしていないため、人によっては肩のあたりまで振袖が下がり二の腕が見えてしまいます。逆の手で少し裾を持ち上げ袖がめくれないように補助しましょう。
- 床に落としたものを拾う時
物を床に落としてしまったとき、そのままさっと拾ってしまうとせっかくの着物が汚れていしまう原因に。しっかりと着物の裾を持ち上げ綺麗な状態を保ち拾いましょう。
せっかくの卒業式です。途中で汚れてしまったりすると気持ちもブルーに。そうならないためにも、当日の動き方に少しだけ意識をしてみるといいかもしれませんね。
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